集合住宅ではない家を指す言葉として「一軒家」と「一戸建て」があります。
どちらも家を指す言葉ですがどのような違いで使い分けられているのでしょうか。
今回は、「一軒家」と「一戸建て」の違いを解説します。
「一軒家」とは?
「一軒家」とは、「独立して建っている一軒の家」を意味する言葉です。
「一軒家」の使い方
本来は村や集落から外れた他の建物が周囲にない場所にある家を指す言葉で、住宅密集地ではなく山の中などにポツンと一軒だけ建っている家を指す言葉でした。
現在は独立して建っている住宅を指す言葉として使われています。
「一戸建て」とは?
「一戸建て」とは、「独立して建つ一一世帯用の家」を意味する言葉です。
「一戸建て」の使い方
住宅にはマンションやアパートなど多くの世帯が共同で利用する「集合住宅」スタイルがあります。
一つの建物を複数の部屋に分けて別の世帯が利用する集合住宅に対し、集合住宅ではなく独立した一世帯用の建物を表す言葉が「一戸建て」です。
「一軒家」と「一戸建て」の違い
「一軒家」と「一戸建て」に大きな意味の違いはなく現在はどちらも「集合住宅ではない独立して建つ一軒の家」を意味する言葉として使われています。
「一軒家」を「一戸建て」と、「一戸建て」を「一軒家」と言い換えても問題ありません。
あえて違いを挙げるとすれば「一軒家」は他の建物と棟を接していない独立した建物そのものを表すのに対し「一戸建て」は一つの世帯が利用することを前提に建てられた建物を指す、という違いで区別されています。
「一軒家」は建物の建てられ方で区別される言葉なので使い方は関係ありません。
二世帯住宅や使用をなど複数の世代で利用しても、あるいはモデルハウスやレンタルハウスのような使い方でも「一軒家」と表現できます。
「一戸建て」は建物を複数に区分して複数の世代が利用する集合住宅に対する言葉なので一つの世帯が暮らすことを前提にしています。
複数世帯での生活や居住以外の目的で使う家を「一戸建て」とは言いません。
まとめ
「一軒家」と「一戸建て」は基本的には同じ意味ですが建物の用途や目的によって使い分けられることがあります。
使い分けを厳しくチェックされることはほぼありませんが知識として知っておきましょう。
