「語源」と「由来」の違いとは?分かりやすく解釈

「語源」と「由来」の違いとは?違い

この記事では、「語源」「由来」の違いを分かりやすく説明していきます。

「語源」とは?

「語源」「ごげん」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「一つの単語が持っている、本来の意味」という意味で、今では違う意味で使われている語の、元の意味のことです。

2つ目は「一つの単語が成立した言われや起源」という意味で、その言葉ができた理由や過程のことです。


「語源」の言葉の使い方

「語源」は名詞として「語源がある・ない」「語源を調べる」などと使われます。

「語」「かた(る)」とも読み「言葉」という意味、「源」「みなもと」とも読み「水の流れるもと」から転じて「ものごとのおおもと」という意味、「語源」「言葉のおおもと」になります。


「由来」とは?

「由来」「ゆらい」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「ものごとの起源となること」という意味で、ある事柄の始まりのことです。

2つ目は「ものごとが今までたどってきた過程」で、あるものごとが現在に至るまでにあった様々な事柄のことです。

3つ目は「昔からその様である様子」という意味で、元々その様であったことです。

「由来」の言葉の使い方

「由来」は名詞として「~に由来する・した」「植物由来」などと使われます。

「由」「そこから出てくる・通ってくる」「ある事柄の生じたわけ」という意味、「来」「く(る)」とも読み「こちらに近づく」から転じて「これまで経てくる」「起こりきたる」という意味、「由来」「ある事柄が生じたわけとこれまでの経緯」になります。

「語源」と「由来」の違い

「語源」「ある言葉の持つ本来の意味やおおもとのこと」のことです。

「由来」「ある事柄が生じたわけとこれまでの経緯」のことです。

「語源」の例文

「語源」の例文は以下の通りです。

・『語源を調べると面白い』
・『難読漢字の語源を調べる』
・『カステラの語源はポルトガル語だ』

「由来」の例文

「由来」の例文は以下の通りです。

・『これは天然由来成分なので安全だ』
・『ことわざの由来を調べる』
・『地名の由来は歴史と深い関係がある』

まとめ

今回は「語源」「由来」について紹介しました。

それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。

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