この記事では、「サペリ」と「マホガニー」の違いを分かりやすく説明します。
サペリとは?
サペリとはセンダン科エンタンドロフラグマ属に属する樹木で、カメルーンやナイジェリアなどアフリカが原産です。
大きく成長する落葉広葉樹で、40mから60mにまで達する場合もあります。
ビルでいうと15階から20階に相当する高さです。
サペリは木材として幅広く用いられており、マホガニーの代替材として使われることからサペリ・マホガニーと呼ばれることもあります。
見た目はマホガニーに似ており、リボン杢と呼ばれる濃淡がはっきりした模様が特徴です。
色も黄白色で美しく、芯材は桃色をしています。
家具や建具、楽器などに用いられます。
マホガニーとは?
マホガニーとは、センダン科マホガニー属に属する樹木です。
中米から南米北部に分布しており、ブラックウォールナットやチークと並んで世界三大銘木の一つに数えられます。
マホガニーは軽くて硬く、加工性にも優れています。
リボン杢と呼ばれる美しい模様があり、高級家具やヴァイオリンなどの楽器に用いられることが多い木材です。
昔はヨーロッパでは富の象徴でもありました。
しかし、現在はワシントン条約で伐採が禁止されているので、非常に貴重でなかなか手に入りません。
サペリとマホガニーの違い
サペリもマホガニーもセンダン科に属する植物です。
サペリはエンタンドロフログマ属に属していてマホガニーはマホガニー属に属しています。
樹木としての種類は異なりますが、見た目は良く似ています。
マホガニーはとても貴重で手に入りにくく、代替品として用いられるのがサペリです。
サペリの方が価格も安いですし、手に入りやすい木材といえます。
まとめ
サペリとマホガニーは同じセンダン科に属する植物ですが、種類は異なります。
マホガニーの方が希少性が高く、手に入りにくいです。
サペリはマホガニーよりも手に入りやすく、マホガニーの代替品として用いられています。