「シードル」と「カルヴァドス」の違いとは?分かりやすく解釈

「シードル」と「カルヴァドス」の違いとは?違い

この記事では、「シードル」「カルヴァドス」の違いを分かりやすく説明していきます。

「シードル」とは?

「シードル」とは果物を発酵させて作られたお酒です。

ナシなどの「シードル」もありますが代表的なものと言えばりんごの「シードル」であり、ほとんどのばあいりんごから作ったお酒を指します。

果物が原料ですが糖分の少なくアルコール強めな辛口のものもあればりんごの甘さが残る甘口のものもあり、炭酸のあるもの炭酸がないものにも分かれ一口に「シードル」と言ってもその特徴は様々です。


「カルヴァドス」とは?

「カルヴァドス」とはフランスのノルマンディー地方で作られるりんごの蒸留酒です。

まずはりんごで「シードル」を作りそれを蒸留した上で樽に詰めて熟成させて作ります。

熟成段階でナシから作ったお酒を多少混ぜることも多いです。

現在では様々な国や地域で同じ作り方のお酒が作られていますが、「カルヴァドス」と名乗れるのはノルマンディー産のものに限られます。

アルコール度数の高いブランデーですがりんごの爽やかさが残っているため比較的飲みやすいブランデーと言えるでしょう。


「シードル」と「カルヴァドス」の違い

「シードル」「カルヴァドス」の違いを、分かりやすく解説します。

りんごを発酵させて作るお酒が「シードル」でそれを蒸留させたお酒が「カルヴァドス」です。

「シードル」はどの国で作られていても商品名に使えますが、「カルヴァドス」はフランスのノルマンディーで作られたものにしか名乗れません。

「シードル」は食前や食事とともに供される事が多いですが、「カルヴァドス」は食後に飲まれることの多いお酒です。

まとめ

正確には産地の問題もありますがりんごからお酒を作ると「シードル」になり、それを蒸留させると「カルヴァドス」になると考えればいいでしょう。

どちらもりんごらしい爽やかさのあるお酒ですが、そのままの「シードル」と比べると蒸留熟成させた「カルヴァドス」の方が香りも味わいも濃厚です。

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