「絡める」と「関係付づける」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「絡める」と「関係付づける」の違いとは?違い

この記事では、「絡める」「関係付ける」の違いを分かりやすく説明していきます。

「絡める」とは?

もともと「糸やひもなどを巻きつける」という意味があり、それが転じて「関係づける」という意味にもなった言葉です。

しかし、「絡める」には、関係づけるというよりも、強引に結びつける、無理やり関係させる、というニュアンスが含まれることが多いと言えます。

また、「絡める」は、「しつこく言いがかりをつける」「からかう」という意味でも使用されます。


「関係付ける」とは?

「物事の間にある関係を明らかにする」「関係を作り出す」「関係を強める」という意味で使われる言葉です。

また、「関係付ける」は、関係の種類や程度を具体的に示す場合にも使われます。


「絡める」と「関係付ける」の違い

「絡める」「関係付ける」の違いを、分かりやすく解説します。

「絡める」「関係付ける」という言葉は、いくつかの物事に何らかの関係をもたせるという意味で似ていますが、使い方やニュアンスに違いがあります。

「絡める」とは、しっかりと巻きつける、密接に関係づける、粉状のものや粘り気のあるものを全体によくつける、ひもなどで縛る、登山で障害物や通行困難な場所を避けたコースをとるなどの意味があります。

その一方で、「関係付ける」とは、いくつかの物事に何らかの関係をもたせるという意味がある言葉です。

つまり、「絡める」「関係付ける」の違いとしては、「絡める」は、物理的な接触や強い関連性を表すのに対し、「関係付ける」は、論理的な関係や一般的な関連性を表すという点にあります。

また、「絡める」は、主に動詞として使われるのに対し、「関係付ける」は、名詞「関係」に接尾辞「付ける」がついたもので、動詞としてだけでなく、形容動詞としても使われます。

「絡める」の例文

・『このソースにパスタを絡めると、とんでもなく美味しい』
・『彼女は彼の手に自分の手を絡めるようにした』

「関係付ける」の例文

・『彼は歴史と地理を関連付けるように説明した』
・『彼女は自分の研究結果を、社会問題と関連付けて発表した』

まとめ

「絡める」「関係付ける」は似た意味の動詞ですが、使い方に違いがあります。

一般的に、「絡める」は物理的に巻きつける、縛る、つけるなどの意味が強く、「関係付ける」は抽象的に関連づける、関わりを持たせるなどの意味が強いと考えられます。

それぞれの言葉を正しく使い分けられるように注意しましょう。

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