「いづれか」と「いずれか」には、どのような違いがあるのか。
また、「いづれか」と「いずれか」のどちらかは間違ったことなのか。
この記事では、「いづれか」と「いずれか」の違いを分かりやすく説明していきます。
「いづれか」とは?
「いづれか」は歴史的仮名遣いです。
意味は、多くの中において、どれがどうなのか。
どちらがどうなのか。
を意味するほか、どれもこれも、どちらも、といった意味もあります。
多くの中かから何かを選ぶ際に用いられる言葉ですが、「いづれか」は、現代においては、間違った言葉となります。
ただし、あくまでも、現代においては間違った言葉というだけで、古文や昔の文章などを表現する際には、「いづれか」は正しい言葉として用いることが可能です。
「いずれか」とは?
「いずれか」は現代的仮名遣いです。
多くの中において、どれがどうなのか。
どちらがどうなのか。
を意味するほか、どれもこれも、どちらも、といった意味もあります。
多くの中かから何かを選ぶ際に用いられる言葉で、現代においては正しい言葉として用いられています。
例えば、「いずれかお一つお選びください」や「パンかライスのいずれかになります」などといった形で用いられます。
「いづれか」と「いずれか」の違い
「いづれか」と「いずれか」の違いが、歴史的仮名遣いなのか。
現代仮名遣いなのか。
といった違いになります。
そのため、どちらも意味は同じです。
そのうえで、現代における正しい言葉になるのが「いずれか」。
「いづれか」の場合、間違いではないものの、歴史的仮名遣いとなるため、現代では正しい言葉とは言えず、古文などに用いられる言葉となります。
2つの言葉には、このような違いがあります。
まとめ
同じ意味を持つ言葉でも、「ず」「づ」が変わるだけで、歴史的仮名遣いなのか、現代仮名遣いなのか、といった違いが発生します。
その結果、現代において、正しい言葉なのか、そうでないのか、といった違いが発生するものとなります。
