この記事では、「いとおかし」と「エモい」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「いとおかし」とは?意味
「とても」という意味がある「いと」、「可愛い」や「面白い」といった意味合いの「おかし」を掛け合わせた言葉が「いとおかし」です。
このようなところから、SNSでは自分が興味ある人の踊りを見たとき、とても面白いという気持ちを込めて「いとおかし」と書き込みます。
また、化粧の仕方が可愛いと思う女性や、風情がある動画を投稿する人に伝える褒め言葉になるのです。
「エモい」とは?意味
画像や動画を見たとき、強く惹きつけられたり、感情が高ぶった感情を表すとき「エモい」を使います。
平安時代では、可愛いものや興味がある事柄に対して「いとおかし」と言っては自分がいかに興味を示すものか伝えていました。
この言葉を現代では「エモい」に変えて、“TikTok”(ティックトック)では投稿者に共感した気持ちを伝えるとき使い、気軽に交流するわけです。
「いとおかし」と「エモい」の違い
「いとおかし」と「エモい」の違いを、分かりやすく解説します。
平安時代に清少納言や紫式部など貴族の女性は興味を持つものや、美しいと感じたとき「いとおかし」と言葉で感情を伝えていました。
その言葉が現代では女子学生の間で「エモい」という言い方に変わり、人を楽しませるために芸を披露したり、表情が可愛い、表現が面白いと思う画像や動画を見たときの感想として使うようになったのです。
「いとおかし」の例文
・『西日で黄金色に染まる田んぼの光景がいとおかし』
・『子どもが膝の上にのってくるのがいとおかし』
「エモい」の例文
・『SNSに投稿された小型犬がケーキを食べる姿がエモい』
・『兎の気ぐるみを着た男女が跳ねる姿がエモくて癒される』
まとめ
どちらも同じ意味がある言葉ですが、古風な言い方か、今風に感情を伝えるかの違いがありますので、状況に応じて使い分けてみるといいでしょう。