「系図」と「系譜」の違いとは?分かりやすく解釈

「系図」と「系譜」の違いとは?違い

この記事では、「系図」「系譜」の違いを分かりやすく説明していきます。

「系図」とは?

「系図」とは一族の家系を図にしたものです。

誰々が誰々と結婚し長男の誰々と長女の誰々が生まれ、その長男が誰と結婚しというようにだれかが結婚したり出産するごとに追加していくことで、何代にも渡って家系を遡ることができます。

「系図」に記載されるのは誰と誰が結婚し誰が生まれたかという名前と関係性を示す棒だけです。

本家と分家が分かれている場合は何代目当主かも書き加えられることもありますが、基本的には名前と関係性だけが図になっているものが「系図」になります。


「系譜」とは?

「系譜」とは一族の誰が何をした人なのかをまとめたものです。

たとえばこの一族の誰々は何々という店の店子として働きその後独立して何々という店を開き誰々という妻をもらい、という風にその人がどのような人生を送ってきたかがある程度詳細に書かれています。

「系譜」にどのようなことが書かれているかは家系や人によって違いますが、名前と生年月日に誰と結婚し何という名前の子供が生まれたかや特筆すべき業績や没日などが書かれている事が多いでしょう。


「系図」と「系譜」の違い

「系図」「系譜」の違いを、分かりやすく解説します。

一族の家族関係をまとめて図解したものが「系図」で、一族の誰がどのような人生を送ったかをまとめて文章にしてあるものが「系譜」です。

「系図」は一族の名前と血縁関係しかわかりませんが、「系譜」では誰がなにをしたかであったりいつ生まれていつ亡くなったかまでわかります。

まとめ

単純に一族の祖先がだれかを知りたかったり、誰かと誰かが血縁関係にあるかを調べたいのなら名前と関係性だけが書かれている「系図」を見るほうがシンプルでわかりやすいでしょう。

ですが先祖が何をした人なのかを知りたかいなら「系譜」を見る必要がありますし、「系譜」を見ることでどんな大病をしやすいかなど血筋の特徴が見えてくることもあります。

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