この記事では、「警笛」【けいてき】と「汽笛」【きてき】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「警笛」とは?意味
電車が走行しているとき、目の前に野生動物や人が飛び出してきて逃げるよう注意を促すために鳴らすものを「警笛」【けいてき】といいます。
また、車が踏み切り内に入りそうな光景を見たときは遠い場所からすばやく鳴らし、早く移動するよう警告するものです。
主に、危険な状況であると判断したときに鳴らす警告音であり、かなり大きな音がずっと鳴り響きます。
「汽笛」とは?意味
汽船や機関車などの乗り物が走っているとき、周囲に危険であるため近寄らないように注意をうながすものが「汽笛」【きてき】です。
蒸気機関車が機関車とすれ違うときの挨拶代わりとして鳴らしたり、合図として鳴らすことがあるのです。
工場でも「汽笛」を鳴らして工員に時報を分かりやすく伝えるときも使われています。
「警笛」と「汽笛」の違い
「警笛」と「汽笛」の違いを、分かりやすく解説します。
目の前に危険物があったり、人が歩いていて轢いてしまいそうになる前に、大きな音を立てて注意する音を「警笛」といいます。
もう一方の「汽笛」は、大きな音を出すための装置であり、空気の力で遠くの方から広い範囲に届くよう音を鳴らすため使われている発生装置です。
船舶や蒸気機関車でよく使われているもので、合図や信号など様々なことを知らせます。
「警笛」の例文
・『踏み切り内で立ち往生する車に警笛を鳴らして逃げるよう伝える』
・『自動車は、警笛の代わりになるクラクションで通行人に知らせる』
「汽笛」の例文
・『汽笛を鳴らして近くにいる汽車に通ることを伝える』
・『蒸気機関車は汽笛を鳴らして駅員に挨拶して通り過ぎる』
まとめ
乗り物に取り付けられている笛のように、遠くにまで届く音が出る装置を2つご紹介しました。
これらの言葉は音や鳴らす乗り物に違いがありますので、自分なりに見比べてみるといいでしょう。