この記事では、「ミズキ」と「ハナミズキ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ミズキ」とは?
「ミズキ」とは、ミズキ科ミズキ属(サンシュユ属)に分類される落葉高木のことを言います。
樹高は10mから15m程度あります。
開花時期は5月から6月頃で、白色の小さな花が多く咲きます。
果実は9月から11月頃になり、紫黒色に熟します。
「ミズキ」は漢字で「水木」と表記します。
「水木」の「水」は「みず」、「水流」、「すい」などを表しています。
そして、「木」は「き」、「立ち木」、「材木」などを指しています。
「ミズキ」は漢字の意味で見てみると、「水の木」のような意味合いになります。
春先に枝を切ると、水のように樹液が出ることが、名前の由来です。
「ハナミズキ」とは?
「ハナミズキ」とは、 ミズキ科ミズキ属(サンシュユ属)ヤマボウシ亜属に属する落葉広葉樹の小高木から高木のことを表しています。
樹高は4mから12mほどあります。
花は4月から5月頃に咲き、黄緑色の花が咲きます。
白色やピンク色の花びらが目立ちますが、これは総苞片になります。
実のなる時期は9月から10月頃で、実は赤色に熟します。
「ハナミズキ」の漢字表記は、「花水木」です。
「花水木」の「花」は、「はな」、「植物のはな」、「花が咲く草木」などを指しています。
そして、「水」と「木」は前述の通りです。
「ハナミズキ」は漢字の意味でみると、「花の水の木」と言うような意味合いになります。
名前の由来は、日本のミズキよりも、美しい花が目立つところから来ています。
「ミズキ」と「ハナミズキ」の違い
「ミズキ」と「ハナミズキ」の違いを、分かりやすく解説します。
「ミズキ」は、日本に自生している植物です。
一方、「ハナミズキ」は アメリカ原産です。
また、「ミズキ」と「ハナミズキ」は、花の色や、大きさ、熟した実の色などにも違いが見られます。
まとめ
「ミズキ」の別称には、「クルマミズキ(車水木)」「タカネミズキ」、「ハシノキ」があります。
また、「ハナミズキ」には、「アメリカヤマボウシ」の別名があります。
それぞれの言葉の意味や違いを知ることで、より適切に使えるようになるでしょう。