この記事では、「オオイヌノフグリ」と「ネモフィラ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「オオイヌノフグリ」とは?
「オオイヌノフグリ」とは、オオバコ科クワガタソウ属に分類されている越年草の植物のことを表しています。
ヨーロッパ原産で、日本には明治時代初めに帰化した外来種です。
「オオイヌノフグリ」の草丈は10〜20㎝です。
開花時期は3月〜4月頃で、4弁花のコバルトブルーの花が咲きます。
「オオイヌノフグリ」は虫媒花で、太陽光で花が開閉します。
果実はハート型をしています。
「ネモフィラ」とは?
「ネモフィラ」とは、ムラサキ科ネモフィラ属(ルリカラクサ属)に属している一年草の植物のことを言います。
カナダ西部、北アメリカ西部、メキシコなどに分布しています。
「ネモフィラ」の草丈は10〜20㎝です。
4月〜5月頃に、5弁花の花が咲きます。
花の色は青、紫、白などです。
「オオイヌノフグリ」と「ネモフィラ」の違い
「オオイヌノフグリ」と「ネモフィラ」の違いを、分かりやすく解説します。
「オオイヌノフグリ」はオオバコ科クワガタソウ属の越年草ですが、「ネモフィラ」はムラサキ科ネモフィラ属(ルリカラクサ属)の一年草になります。
また、花の大きさは「オオイヌノフグリ」が径7〜10㎜であるのに対し、「ネモフィラ」は径20㎜程度です。
さらに、花冠は「オオイヌノフグリ」が4裂、「ネモフィラ」が5裂になっています。
「オオイヌノフグリ」と「ネモフィラ」にはこれらのような違いが見られます。
まとめ
「オオイヌノフグリ」の英語表記は「birdeye speedwell」、「common field-speedwell」などになります。
そして、「ネモフィラ」は英語で「nemophila」と表記します。
さらに、「ネモフィラ」の和名は「ルリカラクサ(瑠璃唐草)」になります。
「オオイヌノフグリ」と「ネモフィラ」、それぞれの言葉の意味や違いを知ることで、より適切に使えるようになるでしょう。