バーコードといえば昔は横長のストライプが並んでいるものが普通でしたが、今では正方形に細かい複雑な模様が書かれているものが一般的になっています、その中のひとつがアメリカでよく使われている「データマトリックス」というものです。
それでは、この「データマトリックス」とはどういう意味でしょうか。
また、「qrコード」とは、どう違うのでしょうか。
この記事では、「データマトリックス」と「qrコード」の違いを分かりやすく説明していきます。
「データマトリックス」とは?
「データマトリックス」とは、2次元コードと呼ばれるコードの種類の一つで、アメリカの会社によって1987年に開発されたもので、現在ではアメリカを中心に普及している方式です。
最も大きなものでは144×144のセルのオンとオフでコード化するようになっています。
「qrコード」とは?
「qrコード」とは、2次元コードと呼ばれるコードの種類の一つで、日本のデンソーが1994年に開発したものです。
日本を中心に使用されており、日本においては2次元コードと言えばこのコードのことを表すという状況になっています。
「データマトリックス」と「qrコード」の違い
「データマトリックス」と「qrコード」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つの言葉は、2次元コードと呼ばれている情報を2次元の図形にコード化したものであることは同じですが、その方式が違うため、見た目もかなり違います。
見た目の大きな違いは「データマトリックス」が全体をスクエアのドットで埋めているためにモザイクのように見えるのに対して「qrコード」は、正方形の3つの角に小さな正方形が配置され、その他の部分にモザイク状の小さな四角が並べられているような形です。
また、その成り立ちから、日本では「qrコード」、アメリカでは「データマトリックス」という構造が出来上がっています。
まとめ
この記事では、「データマトリックス」と「qrコード」の違いを、解説してきました。
2次元コードには様々な方式があるので、気にしてみてみるのも面白いでしょう。