「疎い」と「寡聞」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「疎い」と「寡聞」の違いとは?違い

この記事では、「疎い」「寡聞」の違いを分かりやすく説明していきます。

「疎い」とは?

「疎い」「うとい」と読みます。

主に5つの意味を持つ「疎い」

1つ目は、親しい間柄ではない、疎遠だという意味があり、仲良しの人と疎遠になることを「彼女とは疎くなった」と表現します。

2つ目は、知識や理解が不十分といった意味があり、芸能人に対する知識が不十分な場合、「芸能人には疎い」と表現します。

3つ目は、親しみが持てない、わずらわしく思うこと。

4つ目は、不案内である、関心がない。

5つ目は、愚かである、間が抜けている、といった意味があります。


「寡聞」とは?

「寡聞」「かぶん」と読みます。

「寡聞」は、物事を見たり、聞いたりすることが少なく、狭く浅いことを意味します。

主に物事に対し知識や理解が不十分ということを謙遜する意味として使用する言葉になります。

例えば、「寡聞」を用いた言葉「寡聞少見」には、知識や経験が少ないこと、世間知らず、といった意味があります。


「疎い」と「寡聞」の違い

「疎い」「寡聞」の違いを、分かりやすく解説します。

「疎い」「寡聞」に共通する意味は、物事に詳しくない、ということです。

そのうえで、「疎い」には、いくつもの意味がある一方、「寡聞」には、物事を見たり、聞いたりすることが少なく、狭く浅いことといった意味しかありません。

「疎い」の場合、疎遠や親しみが持てない、関心がない、といった意味もありますが、「寡聞」は1つの意味しかなく、また、「寡聞」は謙遜語であるといった違いがあります。

「疎い」の例文

・『政治に疎い私は、少しでも政治に詳しくなるために新聞を読むことにしました』
・『ちょっとしたことがきっかけで、幼馴染との仲は疎くなってしまいました』

「寡聞」の例文

・『私は寡聞の為、詳しく知らないものの彼の話には興味があります』
・『寡聞な私にとって、初めて聞いた情報でした』

まとめ

以上のように、「疎い」にはいくつかの意味がある一方、「寡聞」には1つの意味しかない。

加えて、「寡聞」は謙遜語であるといった違いがあります。

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