この記事では、「陶器」と「ガラス」の違いを分かりやすく説明していきます。
「陶器」とは?
陶器は、とうきと読むべき言葉です。
漢字で記されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事でしょうが、焼きものや土をこね焼いて器を作る等の意味を持っている陶の漢字に、入れ物やうつわといった意味を有する器の漢字を組み合わせる事で誕生した言葉となっています。
以上の事から陶器は、有色粘土を素材にして作られた焼きものを示すのです。
釉を施した非透過性の器等を表現する言葉であり、土器よりも硬く、磁器よりも柔らかいという特徴があり、瀬戸焼や益子焼等がこの陶器に含まれています。
「ガラス」とは?
ガラスは、硝子と漢字でも表記可能な言葉で、オランダ語の、Glasを語源として生まれた言葉です。
そんなガラスは、ソーダ灰や石英、珪砂等を原料としており、高温で溶かして混ぜ合わせ、冷却して作った物質やその様な物質を表す言葉となっています。
透明で堅さはあるもの脆い物質であり、窓にはめたり、コップや皿といった器の材料としても駆使されているのです。
「陶器」と「ガラス」の違い
陶器とガラスの文字表記を比べてみると、そもそも漢字とカタカナであり、使われている文字も読み方も似てはいません。
所がどちらも器に対して使用される言葉であるため、混同する恐れはないとは言い切れなかったりします。
とはいえ明確な違いもあり、陶器は粘土を素材にした焼きもので、非透過性の物を表すのです。
一方のガラスは、石英や石灰、ソーダ等を原料にして、高温で溶かして混ぜた物を、冷却して固めた物質であり、基本的に透明な物質となっています。
まとめ
2つの言葉には、全然違う文字が使われており読み方も似てはいませんが、共に器に関連して利用される言葉という共通点を見出す事が可能です。
ただし、原料や特徴に大きな違いがあるのでそこを踏まえれば上手に使い分けが出来ます。
ちなみに陶器は、有色粘土を素材にした非透過性の焼きものを示す言葉で、益子焼や瀬戸焼等を挙げる事が可能です。
対するガラスは、ソーダ灰や石灰、珪砂等を原料にし、高熱で溶かして混ぜた上で冷やして固めた透明な物質を表現する言葉で、コップ等の器に使用されるだけでなく、窓にはめて使われる事も多かったりします。