「準強力粉」と「中力粉」の違いとは?分かりやすく解釈

「準強力粉」と「中力粉」の違いとは?違い

小麦粉の種類として「準強力粉」「中力粉」があります。

2種類の小麦粉は何を基準に区別されているのでしょうか。

今回は、「準強力粉」「中力粉」の違いを解説します。

「準強力粉」とは?

「準強力粉」とは、「グルテンをそれなりに多く含む小麦粉」のことです。


「準強力粉」の使い方

小麦を挽いて粉にした小麦粉にはグルテンと呼ばれるタンパク質が含まれています。

グルテンは小麦粉を加工した時の粘り気の元になる物質で、グルテンの含有量が多い小麦粉ほど粘り気が強くもっちりとした歯ごたえの料理に向いています。

グルテンの含有量が最も多い小麦粉を「強力粉」といい、強力粉の次にグルテン含有量の多い小麦粉が「準強力粉」です。


「中力粉」とは?

「中力粉」とは、「グルテンをほどほどに含む小麦粉」です。

「中力粉」の使い方

グルテン含有量が多くも少なくもないほどほどの小麦粉を指します。

調理後はそれなりのもちもち感や歯ごたえがあり食感を感じながらも食べやすい柔らかさに仕上がります。

「準強力粉」と「中力粉」の違い

「準強力粉」「中力粉」の違いは「グルテンの含有量」です。

一般的にはグルテン含有率が10%から12%前後の小麦粉を「準強力粉」に、グルテン含有率が9%から10%前後の小麦粉を「中力粉」に分類します。

グルテンが多い「準強力粉」はハードタイプのパンや歯ごたえを求められる中華麺などに使い、グルテン含有量がほどほどの「中力粉」はうどんやお好み焼きなどそれなりの弾力が求められる料理に使います。

「準強力粉」の例文

・『準強力粉でドイツ風のハードパンを焼く』
・『準強力粉で作った麺はコシが強い』

「中力粉」の例文

・『たこ焼きには中力粉を使う』
・『中力粉で作ると適度な食感と口当たりの柔らかさが期待できる』

まとめ

「準強力粉」「中力粉」はグルテン含有量の違いで区別します。

同じ小麦粉でも性質は大きく異なるので違いを正しく理解して使い分けましょう。

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