この記事では、「半熟」と「完熟」の違いを分かりやすく説明していきます。
「半熟」とは?
「はんじゅく」と読み、中途半端なことを指します。
食べ物にじゅうぶん火が通っていないことや、果実などが熟していないことをいいます。
また、技や芸などが未熟なことをいうこともあります。
「半熟」の使い方
完全に熟していない場合や、火が通っていない場合についていいます。
「半熟卵」「半熟に仕上げる」などです。
また、「まだまだ半熟の演技だ」などと、使うこともあります。
「完熟」とは?
「かんじゅく」と読み、完全に熟していることをいいます。
果物や種などが育ち、食用に適していることを表します。
「完熟」の使い方
果物や種などに対して、「完熟した桃」「種が完熟している」などと、使用します。
果物だけではなく、「完熟堆肥」「完熟した魅力」などと、使うこともあります。
「半熟」と「完熟」の違い
「半熟」は熟しきっていないものをいい、「完熟」は完全に熟しているものをいいます。
違いは、完全か不完全かというところです。
半熟卵とはいいますが、完熟卵とはあまりいいません。
完全に茹でた卵のことは、固ゆで卵などといいます。
「半熟」の例文
・『半熟卵を作ることは、簡単そうに見えて、なかなか奥が深い』
・『半熟のオムライスが最近流行していますが、わたしは、昔ながらの薄焼き卵で包んだもののほうが好きです』
・『友人から、半熟せんべいを頂いたので食べてみたら、くせになる味でした』
「完熟」の例文
・『親戚から、完熟しているメロンをたくさん貰いましたが、食べきれずに腐らせてしまいました』
・『梅酒を完熟梅で作ってみたら、青梅とはまた違った味になりました』
・『完熟した柿はベトベトしていてあまり好きではありません』
まとめ
「半熟」は熟しきっていないことを表し、「完熟」は完全に熟していることをいいます。
言葉の意味を知って、役立ててください。