この記事では、「半日」と「一晩」の違いを分かりやすく説明していきます。
「半日」とは?
「半日」は「はんにち・はんじつ・はんび」と読みます。
意味は「一日の半分のこと」です。
1日は24時間あり、その中の12時間のことです。
何時から何時までという基準はなく、1日の半分ならばいつの区切りでも「半日」になります。
また、きっかり12時間という決まりもなく、人が通常労働している朝から晩までの時間帯で、「朝から昼まで」「昼から夜まで」を半日と言うこともあります。
「半日」の言葉の使い方
「半日」は名詞として「半日かかる・かかった」「半日で仕上げる」などと使われます。
「半」は「なか(ば)」とも読み「二つに分けた片方」という意味、「日」は「ひ」とも読み「太陽」から転じて「昼間」「一昼夜」という意味、「半日」で「一昼夜を二つに分けた片方」になります。
「一晩」とは?
「一晩」は「ひとばん」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「日が暮れてから夜が明けるまでの間」という意味で、その日の日没以降で夜の時間帯のことです。
2つ目は「いつかの夜」という意味ですが、こちらの意味で使われることはほとんどありません。
「一晩」の言葉の使い方
「一晩」は名詞として「一晩飲み明かす」「一晩起きている」「一晩中語明かす」などと使われます。
「一」は「ある一つの」という意味、「晩」は「夕暮れ」「夜」という意味、「一晩」で「ある一つの夜のこと」になります。
「半日」と「一晩」の違い
「半日」は「一日の半分のこと、明確な時間帯や時間の長さの定義はない」という意味です。
「一晩」は「日が暮れてから夜が明けるまでの間」という意味です。
「半日」の例文
「半日」の例文は以下の通りです。
・『彼は半日かかって書類を仕上げた』
・『午後から半日休暇を取る』
・『休日は半日寝ている』
「一晩」の例文
「一晩」の例文は以下の通りです。
・『一晩かかって本を読む』
・『友人のいびきがうるさくて一晩中眠れなかった』
・『今日は一晩じっくり語り明かそう』
まとめ
今回は「半日」と「一晩」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。