「ムラがある」と「ばらつきがある」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「ムラがある」と「ばらつきがある」の違いとは?違い

この記事では、「ムラがある」「ばらつきがある」の違いを分かりやすく説明していきます。

「ムラがある」とは?

均一ではなく部分的に差があることをいいます。

物事が不安定であったり、気分が変わりやすいこと等を表しています。

ムラを漢字で書くと「斑」となり、色の濃淡があってまだらなことを意味しています。

色を表す時に使う表現ですが、人の気質を表す時にも使われます。


「ばらつきがある」とは?

ばらつきがあるとは、一様ではないことや不揃いであることをいいます。

何か数値を測定した場合には、その数値が不規則に分布していることを表しています。

ばらつきの語源はまとまりのないさまを表す「ばらばら」で、接尾辞の「つく」がついて「ばらつく」になりました。

そこから「ばらつき」という言葉が生まれています。


「ムラがある」と「ばらつきがある」の違い

どちらの言葉も、均一ではない様子を表しています。

ムラがあるは部分的に差があることを表していて、ばらつきがあるは均一ではなく不揃いであることを表しています。

ムラがあるという方が、ばらつきがあるというよりも差が小さいです。

また、色や気分を表す時に使われるのはムラがあるで、数値を計測した時などに使われることが多いのがばらつきがあるになります。

「ムラがある」の例文

・『色ムラがあるのは日焼け止めを丁寧に塗らなかったからだ』
・『彼は気分にムラがあるので責任のある仕事は任せづらい』

「ばらつきがある」の例文

・『品質にばらつきがあるのは何とか改善しなければならない』
・『災害時の対策が進んでいるかは地域によってばらつきがある』

まとめ

ムラがあるは部分的に差があることを表しており、ばらつきがあるは不揃いであることを表しています。

ムラがあるよりもばらつきがあるという方が、差が大きいといえます。

また、色や気分などを表す場合にはムラがあるという表現を使うことが多いです。

違い
違い比較辞典