この記事では、「立ち尽くす」と「突っ立つ」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「立ち尽くす」とは?
驚くような出来事が目の前で起きたとき、人は驚愕して棒のように立つことを「立ち尽くす」【たちつくす】といいます。
このような状態になるのは、友人がいきなり倒れて息をしなくなったり、駐車場に行くと車が大きくへんこでいたなどの問題が起きているからです。
いったい何が起きたのかすぐ把握できず、事態を飲み込むまで時間がかかるその様子を表します。
「突っ立つ」とは?
ただ何も考えずに立っていることを「突っ立つ」【つったつ】といいます。
周囲の動きを見ているだけで何もやる事がない状態の人が見せる動きです。
例えば、周囲は椅子を移動させているというのに、自分は頼まれていないので行動できず、ただそこに立つだけで終わってしまうのです。
何かやろうとは思っても、周囲の邪魔になってはいけないと思うと、ただ立っているだけになってしまいます。
「立ち尽くす」と「突っ立つ」の違い
「立ち尽くす」と「突っ立つ」の違いを、分かりやすく解説します。
いきなり目の前で起きた事の内容が把握できず、ただ成り行きを見るだけで身動きができない様子を「立ち尽くす」といいます。
もう一方の「突っ立つ」は、何もやることがないので周囲の様子をただ見ているだけで終わる人の様子を表す言葉です。
どちらも立っている状態ではありますが、「突っ立つ」は何も考えていない状態であり、「立ち尽くす」はどうしていいか分からないといった意味で使われています。
「立ち尽くす」の例文
・『男性とデートしていると、目の前に彼氏が現れて立ち尽くす』
・『突然家出した兄に声を掛けると、驚きの表情で立ち尽くす』
「突っ立つ」の例文
・『自転車に乗ろうと駐輪場へ行くと姉が突っ立っていた』
・『運動会の準備している中で、1人だけ突っ立つ生徒に注意した』
まとめ
立つという行動は同じですが、どうしてそのような状態になったかに違いがあります。
理由に目を向けて、どのような状況で使えばいいか学んでみましょう。