この記事では、「ごつい」と「いかつい」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「ごつい」とは?
頑丈で簡単には粉々になりそうにない石を見たとき「ごつい」といいます。
少しの衝撃ではびくとも動かないほどかどばった大きな物や、人に対しても使われている言葉です。
「ごつい車だ」というように、強い風が当たっても簡単には転がっていきそうにない大型の乗り物を指します。
他にも「ごつい態度」といって、人が見せる様子がぎこちないと例えるのです。
「いかつい」とは?
柔らかさがなく、鋭い目つきや体格しているものを見たとき「いかつい」といいます。
とても強そうで、喧嘩しても1人で何人も倒してしまいそうなほどの体力と腕力を持ち合わせている人を見かけたときにも発する言葉です。
それほど強そうで、迫力ある見た目の男性に対して使われています。
漢字で「厳つい」と書くように、関西方面では荒々しい人を指すわけです。
「ごつい」と「いかつい」の違い
ここでは「ごつい」と「いかつい」の違いを、分かりやすく解説します。
かなり丈夫そうで大きな物を関西方面では「ごつい」といいます。
「ごつい動きだ」といった言い方する場合もあり、いかにかたい動作か表すのです。
もう一方の「いかつい」は、おうとつを感じるほど起伏が激しい人に対しても使われている言葉を「いかつい」といいます。
「いかつい顔の人」は、その見た目だけで周囲を威圧し、近寄らせない雰囲気を漂わせているのです。
「ごつい」の例文
・『見た目がごつい彼は、派手な格好しただけで人が寄って来ない』
・『強盗が家に入ったとき、旦那のごつい顔のおかげで追い払えた』
「いかつい」の例文
・『友人からいかつい歯を持つ魚の顔が送られてきて怖かった』
・『いかつい顔の兄だが、誰よりも小動物を愛す心優しい人だ』
まとめ
いかに人よりも見た目が違うか具体的に伝えられる言葉です。
どのような人を指すか画像を見て、情報を得てみるといいでしょう。