この記事では、「奇抜」と「派手」の違いを分かりやすく説明していきます。
「奇抜」とは?
「奇抜」は「きばつ」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「非常に風変りで、人の意表をつくことをする様子」という意味です。
2つ目は「ひとき目立って優れていること」という意味です。
「奇抜」の言葉の使い方
「奇抜」は名詞・形容動詞として「奇抜だ・である」「奇抜なアイデア」などと使われます。
「奇」は「普通とは違っている」「珍しい」「予想から外れた」という意味、「抜」は「ぬ(く)」とも読み「引き抜く」から転じて「他のものより特にぬけ出ている」「きわだつ」という意味、「奇抜」で「予想からはずれて珍しい様子が際立つこと」「普通とは違い、他よりも特に優れていること」という意味です。
「派手」とは?
「派手」は「はで」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「姿・形・色彩などがひときわ華やかで人目をひくこと」という意味です。
「行動や態度などが大げさなこと」という意味です。
「派手」の言葉の使い方
「派手」は名詞・形容動詞として「派手だ・である」「派手な服装」などと使われたり、副詞として「派手に遊ぶ」などと使われます。
「派」は「一つの元から分かれ出たもの」「差し向ける」という意味、「手」は「腕、手首」「手わざ」「腕まえ」という意味、「派手」で「元の流れから分かれた腕まえ」になります。
語源は「破手(はで)」という言葉で三味線において、従来の奏法を「本手」といい、新しく分かれてできた賑やかな奏法を「破手」といったことに由来しています。
次第に「華やかで目立つ様子」「振る舞いが大袈裟なこと」として使われる様になり、「派手」という漢字が当てはめられました。
「奇抜」と「派手の派手」の違い
「奇抜」は「予想からはずれて珍しい様子が際立つこと」「普通とは違い、他よりも特に優れていること」です。
「派手」は「華やかで目立つ様子」「振る舞いが大袈裟なこと」です。
まとめ
今回は「奇抜」と「派手」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。