物に触れた際の手触りや感触などを示す言葉には「風合い」や「質感」があります。
この記事では、「風合い」と「質感」の違いを分かりやすく説明していきます。
「風合い」とは?
「風合い」は「ふうあい」と読む言葉であり、物などに触れた際の手触りや感触、外見や印象などを示す意味があります。
「風合い」は織物や紙のような手触りに対して使う言葉であり、服の場合には着心地に関わってくるのが特徴です。
生地の「風合い」には様々な種類があり、現代ではこの「風合い」を数値化して計測することや評価することが可能になりました。
「質感」とは?
「質感」とは材料が持っている感じを示す言葉であり、こちらは視覚的なものから触覚的なものが存在します。
「質感」は表面的な明るさや光沢、美しさなどをから、手触りや肌触りなど様々なものを表す言葉です。
「質感」を出すには材料が持っている性質を特徴的に表す必要がありますが、現代ではデジタルな技術やソフトによって多種多様な「質感」を出すことが可能になりました。
「風合い」と「質感」の違い
この2つはどちらも物に触れた際の手触りや感触、外見や印象などを示す言葉として使われています。
「風合い」は主に織物や紙などのような手触りに対して使う言葉であり、「質感」は美術作品やイラストなど色々な物に対して使う言葉です。
「風合い」の例文
・『色合いも大事だが、風合いもバランスよく考えていきたいと思っています』
・『このマフラータオルは気持ちいい風合いをしており、運動後によく使っています』
「質感」の例文
・『そのフィギュアは質感にこだわっており、筋肉の具合も非常によく完成度が高い』
・『3Dグラフィックの質感を出すのは中々難しかったのですが、最新のソフトによって大分楽になりました』
まとめ
「風合い」や「質感」は手触りや感触、外見などを表す言葉であり、衣服などでは着心地に影響するのが特徴です。