「面会」と「会合」はいずれも「会」の字が使われていますが、詳細な意味合いが異なるため場面に応じて使い分けることが必要です。
この記事では、「面会」と「会合」の違いを分かりやすく説明していきます。
「面会」とは?
「面会」は「めんかい」と読む言葉で、「人と会うこと」「顔を合わせて会うこと」を意味します。
漢字の「面」には「人の顔」や「お面」「顔を合わせる」などの意味があり、「会」には「会う」「集まる」「ひとつに合わせる」といった意味が含まれています。
「会合」とは?
「会合」は「かいごう」と読み、「相談または議論などを目的に人が集まること」もしくは上記のような集まりを意味する言葉です。
また、化学分野では「2つ以上の同じ分子が結合し1個の分子のように動くこと」という意味で使用されています。
「会」は「会う」「集まる」「ひとつに合わせる」といった意を示し、「合」は「合う」「集める」「一致する」などを表します。
「面会」と「会合」の違い
「面会」と「会合」の違いを分かりやすく解説します。
「面会」は「人に会うこと」に重点が置かれ、主に「用事や目的があってわざわざ相手を訪ねて会う際、または自分に訪ねて来た人に会う際」に使われることが多い言葉です。
一方、「会合」は「人が集まること」に比重がおかれた言葉で、「人々が何かを話し合ったり相談したりするために、特定の場所につどう」際に使用されています。
「面会」の例文
「面会」は「面会時間」や「〜と面会する」のように使用されます。
どちらかというと「特別な場所にいる人物あるいは地位の高い人物に会う場面」や、「上記のような人が来訪者と会う場面」において使用され、予約したり許可を取ったりといった手続きを伴うケースが多いとされています。
・『病院の面会時間を予約する』
・『重役に面会を申し込む』
「会合」の例文
「会合」は「ミーティング」や「集会」と似た意味合いで使用されています。
「会合に出席する」や「会合の日程」などのように使用します。
・『来週末に開かれる町内会の会合に出席する』
・『会合の日程を確かめてください』
まとめ
「面会」は「人と会うこと」を示し、「会合」は「話し合いや相談などのために人が集まること」を示します。
双方の意味の違いや使用方法を理解して、シチュエーションに合わせて使い分けましょう。
ぜひ語彙力アップに役立ててください。