「鳴る」と「轟く」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「鳴る」と「轟く」の違いとは?違い

この記事では、「鳴る」「轟く」の違いを分かりやすく説明していきます。

「鳴る」とは?

音が出ること、音を発することを「鳴る」と言います。

「電話が鳴る」「ベルが鳴る」「音が鳴る」など様々な音に出ることに対し使用されています。

音の大きさは小さな音が基本となり、日常的に使用される範囲でのボリュームを意味しています。

また、「鳴る」には、名声などが広く世間に知れ渡るといった意味もあります。


「轟く」とは?

「轟く」「とどろく」と読みます。

「轟」には、大きな音が鳴り響く、おおいに、むやみに、といった意味があります。

この漢字を用いた「轟く」は、音が鳴り響く、響き渡る。

世間に広く知れ渡る、有名になる。

期待や興奮などで胸がドキドキする、鼓動が激しくなるといった意味があります。

単に音が出るだけでなく、音が響き渡るような大きな音に対し「轟く」は使用されます。

「爆発音が轟く」「雷鳴が轟く」「発砲音が轟く」などといった形で使用します。


「鳴る」と「轟く」の違い

「鳴る」「轟く」の違いを、分かりやすく解説します。

「鳴る」「轟く」は同じ音が出ることを意味する言葉です。

音が出る、音を発することを意味する「鳴る」「轟く」

ただし、その発する音の大きさに違いがあります。

「鳴る」の場合は、さほど大きな音ではなく日常的によく耳にする程度の音の大きさを意味します。

一方、「轟く」は非常に大きな音を指し驚くような大きな音を意味する言葉になります。

「鳴る」の例文

・『ベルが鳴る音がしたので、慌てて玄関に向かいました』
・『目覚まし時計の鳴る音に気付かなかった私は寝坊してしまいました』

「轟く」の例文

・『雷鳴が轟く中、何とか作業を終えることができました』
・『戦地で発砲音が轟くニュースを目にすると胸が痛くなります』

まとめ

以上のように、同じ音が出ることを意味する言葉でも、その音の大きさによって使い分ける言葉になります。

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