この記事では、「リードタイム」と「タイムラグ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「リードタイム」とは?
「リードタイム」とは、「作業を開始してから終了するまでにかかる所要時間」あるいは「商品を発注してから納品するまでの必要日数」などを示す言葉です。
ある行程に着手してからすべてが完了するまでに要する時間を表しており、業種や業界などによってリードタイムの長さは異なっている場合がほとんどです。
「タイムラグ」とは?
「タイムラグ」とは、「関連している別々の事柄における時間的なずれ」あるいは「予定よりも遅れてしまった時間」などを示す言葉です。
「ラグ」は「遅れる」または「ぐずつく」などという意味をもつ英単語「lag」を語源とする語句で、「停滞する」ないし「のろのろ歩く」などというニュアンスで使用されています。
「リードタイム」と「タイムラグ」の違い
「リードタイム」と「タイムラグ」は、いずれも「タイム」という語が含まれる「時間」にまつわる言葉として使われていますがそれぞれがもつ意味はまったく異なっています。
「リードタイム」は「作業時間や行程時間」などを表していますが、「タイムラグ」は「時間的なずれや遅れ」などを示す語句なので、それぞれの言葉は似ているようでまったく異なる使い方をする文言として扱われていると言えるでしょう。
「リードタイム」の例文
・『納品するまでのリードタイムをもう少しだけ短くすることはできませんか』
・『リードタイムを短縮することができれば他社よりも有利になるでしょう』
「タイムラグ」の例文
・『タイムラグをできるかぎりなくすことが弊社の流通における課題です』
・『現在音声と映像に若干のタイムラグが発生しています』
まとめ
「リードタイム」と「タイムラグ」は、どちらも「タイム(時間)」に係わる語句ですが、もっている意味は異なる文言です。
使用する際には場面や状況などに応じて上手に使い分けるようにしましょう。
