この記事では、「よんどころのない」と「やんごとない」の違いを分かりやすく説明していきます。
「よんどころのない」とは?
「よんどころのない」とは、そうするより仕方がない、やむを得ない、ことを意味します。
例えば、「よんどころのない事情」の場合、そうするより仕方がない事情を意味します。
言い換えれば、「余儀ない」や「不回避」「致し方ない」「已むない」などになります。
ただし、一般的には「よんどころのない」ではなく「よんどころない」になります。
使い方としては「よんどころない用事」や「よんどころなく言いきかせる」などになります。
「やんごとない」とは?
「やんごとない」とは、家柄や身分が非常に高いこと、並々ではなく特別であること、貴重であることを意味します。
加えて、「やんごとない」には、そのまま捨てておけない、なおざりにできない、といった意味もあります。
例えば、「やんごとない家柄」は家柄が良いことを意味します。
また、「やんごとない理由」はなおざりにできない理由といった意味になります。
言い換えれば、「恐れ多い」や「尊い」「貴い」「のっぴきならない」などになります。
「よんどころのない」と「やんごとない」の違い
「よんどころのない」と「やんごとない」の違いを、分かりやすく解説します。
「よんどころのない」は、そうするより仕方がない、やむを得ないといった意味になります。
そして、「やんごとない」は、家柄や身分が非常に高いことに加え、そのまま捨てておけない、なおざりにできない、といった意味もあります。
「よんどころのない」のやむを得ないと「やんごとない」のなおざりにできない、といった意味では近い意味を持つ言葉になります。
「よんどころのない」の例文
・『明日、よんどころのない事情があるため欠席させていただきます』
・『よんどころのない用事のため、会合に参加することができなかった』
「やんごとない」の例文
・『やんごとないお方が来客すると聞き、粗相しないか緊張しています』
・『やんごとない理由で休日出勤することになりました』
まとめ
「よんどころのない」と「やんごとない」の違いは以上です。