この記事では、「冷たい」と「冷淡」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「冷たい」とは?
話しかけても無表情で対応する人のことを「冷たい」【つめたい】といいます。
「冷たい態度を見せる」といえば、相手を無視して苛立つ気持ちを伝えるわけです。
「冷たい人」なら性格が悪く、相手を傷つけても知らん顔するところに人間らしさが見えないほど嫌な相手と伝えられます。
このように、性格や人格、態度といったところに優しさが無い人を指すのです。
「冷淡」とは?
相手に優しさがない言葉を投げかけても、なんとも感じない人を「冷淡」【れいたん】といいます。
思いやりがまったく感じないほど傷つく言葉をぶつけても平気な顔したり、温かさがまったく感じられないほど素っ気ない態度を見せるのです。
このような人は、周囲が困っていても無関心ですし、失敗すれば相手を追い込むような表情を見せては突き放し、情けをかけることもありません。
「冷たい」と「冷淡」の違い
ここでは「冷たい」と「冷淡」の違いを、分かりやすく解説します。
自分が危険な目に遭うと思えば、さっさとその場から逃げ出してしまう人を「冷たい」といいます。
さきほどまで一緒に遊んでいたというのに、事故が起きればさっさと消えてしまい、助けてはくれないのです。
もう一方の「冷淡」は困っているのに助けようともせず、まったく興味すら向けない人の態度を指します。
感情を表さず、知らん顔するところに冷酷さが感じられる人を指す言葉です。
「冷たい」の例文
・『愛情がない冷たい人は、家族に寄り添う行動はしない』
・『冷たい人は不利な立場になれば友人であっても裏切る』
「冷淡」の例文
・『仕事ができない私に妻は冷淡な態度を見せた』
・『冷淡な彼氏は目の前で転んでも助けてくれない』
まとめ
「冷」を使った言葉ですが、「冷淡」の方が冷たい気持ちが見えます。
どのようなとき、どういった態度を見せるか、言葉を伝える人に対して使うか目を向けてみるといいでしょう。
