この記事では、「良いお年を」と「明けましておめでとう」の違いを分かりやすく説明していきます。
「良いお年を」とは?
「良いお年を」とは年末に使われる挨拶です。
新年の挨拶にも使える言葉と思われることもありますが、正確には良いお年をお迎えくださいの略であり、これから来る年がいいものでありますようにという意味になります。
そのため新年が来た後の挨拶には使われません。
仕事納めや大晦日など次に会うのは年が明けてからという場合に使われる挨拶であり、その人との一年の締めに使う言葉とも言えるでしょう。
「明けましておめでとう」とは?
「明けましておめでとう」とは年始に使われる挨拶です。
無事に年が明け新年になったことを祝う言葉であり、1月1日になった後にしか使われません。
また一般的には遅くても小正月にあたる15日までだけ使われる言葉であり、それ以降にその年で初めて会った人にも使われないことがほとんどです。
ただし明けましておめでとうというのは3が日だけという人もいれば1週間にあたる1月7日までなど、人によって小正月より早く使わなくなることも多々あります。
「良いお年を」と「明けましておめでとう」の違い
「良いお年を」と「明けましておめでとう」の違いを、分かりやすく解説します。
年末に使われる挨拶が「良いお年を」で、年始に使われる挨拶が「明けましておめでとう」です。
「良いお年を」は別れの際に使う言葉ですが、「明けましておめでとう」は会った際に使われます。
また「良いお年を」はそれ以降年明けまで会う予定がない人に対して使うとタイミングが厳密に決まっていますが、「明けましておめでとう」は元日からいつまで使える言葉かは厳密に決まっていません。
まとめ
年末年始は時期的に一括りにされることも多いですが、その挨拶である「良いお年を」と「明けましておめでとう」はそれぞれ年末に使う挨拶年始に使う挨拶と、使えるタイミングがはっきりわかれています。
良いお年をは年始にも使えそうな言葉に思えなくもないですが、実際に年始に使う挨拶としては明確に間違いなので、「良いお年を」は年末「明けましておめでとう」は年始に使うと覚えておきましょう。