「名目」と「外題」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「名目」と「外題」の違いとは?違い

この記事では、「名目」「外題」の違いを分かりやすく説明していきます。

「名目」とは?

物事の名前や呼び方のことです。

特に、実際の内容や性質とは異なる、表向きだけの名前や呼び方を指すことが多いと考えられます。

例えば、「名目だけの重役」という言い方は、実際には権限や責任がない、形式的な役職のことを言います。

また、「名目」とは、本当の理由ではない、言い訳や口実として使われる理由のことも言います。

例えば、「名目をつけて断る」という言い方は、本当は断りたいのに、それを直接言えないので、適当な理由を作って断ることを言います。


「外題」とは?

書物の表紙に書かれる書名のことです。

これに対して、書物の本文や巻首、序、目次などに書かれる書名を「内題」と言います。

外題と内題は必ずしも同じでなく、場合によっては異なることもあります。

例えば、『源氏物語』の場合、外題は「あげまき」と書かれていますが、内題は「桐壺」「帚木」など、各巻の巻名が書かれています。

外題は、表紙に直接書く場合と、題簽という紙片に書いて貼り付ける場合があります。

題簽に印刷された書名を印刷外題、手書きされた書名を書き外題と言います。


「名目」と「外題」の違い

「名目」「外題」の違いを、分かりやすく解説します。

「名目」とは、物事の名前や理由という意味です。

実際には違うことをするときに、表向きの名目として使われることもあります。

その一方で、「外題」とは、本の表紙にある書名のことです。

本の中にある書名は「内題」と呼ばれます。

外題は、題簽という紙片や布片に書かれて貼り付けられる場合と、表紙に直接書かれたり印刷されたりする場合があります。

「名目」の例文

・『この絵は寄付の名目で売られたが、実は作者の自作自演だった』
・『彼は勉強の名目で図書館に行ったが、本当は彼女に会いに行ったのだ』

「外題」の例文

・『この本の外題は、題簽に書かれています』
・『この本の外題は「風俗文選」で、扉に印刷されています』

まとめ

「名目」とは、物事の名前や理由という意味です。

その一方で、「外題」とは、和書の表紙にある書名のことを指します。

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