「混合」と「混同」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「混合」と「混同」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈違い

この記事では、「混合」「混同」の違いを分かりやすく説明していきます。

「混合」とは?

混合とは、異なった性質のものが混じり合うことや混ぜ合わせることをいいます。

化学においては、2つ以上の異なる成分に何らかの操作を加えて均質なものにすることを表しています。

また、スポーツで混合というと、男女のペアのことを指します。

例えばテニスには男女混合ダブルスがありますし、水泳や陸上競技などでも男女混合リレーがあります。


「混同」とは?

混同とは、混じり合って1つになることや区別しなければいけないものを同一のものとして扱うことなどをいいます。

本来は別のものを同じとして扱うという意味なので、ネガティブな意味で用いられています。

例えば公私混同というと、公的なことと私的なことを区別せずに一緒にしてしまうことを表します。

けじめがついていないという意味で用いられることが多い言葉です。


「混合」と「混同」の違い

混合も混同も性質が違うものを混ぜ合わせることをいいます。

混合は性質が違うものを混ぜ合わせることで均一のものを作ることを表しており、2つのものが融合しています。

それに対して混同は、本来は区別しなければいけないものを一緒のものとして扱っています。

そのため混同は、ネガティブな意味で用いられます。

「混合」の例文

・『この化粧品は複数の原料を混合して作っている』
・『オリンピックの柔道競技では男女混合の団体戦が行われるようになった』

「混同」の例文

・『名前が似ていたので混同してしまった』
・『休日に部下を呼び出してレジャーに突き合わせることは公私混同なので良くない』

まとめ

混合は2つの異なる性質のものを混ぜ合わせて均質のものにすることで、混同は本来区別するべきものを同じものとして扱うことです。

また、混合はスポーツでは男女のペアのことを指しています。

ネガティブな意味合いで用いられるのは混同です。

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