「竹林」と「竹藪」の違いとは?分かりやすく解釈

「竹林」と「竹藪」の違いとは?違い

竹が生えているところを表す言葉として「竹林」「竹藪」があります。

どちらも竹の密集地帯を指す言葉ですが、どのような違いで区別されているのでしょうか。

今回は、「竹林」「竹藪」の違いを解説します。

「竹林」とは?

「竹林」とは、「竹が密集して生えている管理された場所」を指す言葉です。


「竹林」の使い方

植物や樹木が密集して生えている場所のうち人の手が入り管理されている場所のことを「林」といいます。

林はブナ林やスギ林など大部分を占める植物の名前を付けて区別されます。

主に竹によって構成される林を表す言葉が「竹林」です。

「竹林」は景観や観賞を目的に整備されるほか、加工材としての竹の栽培や食用のタケノコを収穫する目的で作られます。


「竹藪」とは?

「竹藪」とは、「竹が自然に生い茂る場所」を指す言葉です。

「竹藪」の使い方

低木や草など背の低い植物がうっそうと生い茂っている場所のことを「藪」といいます。

竹によって構成された藪を「竹藪」といい、生い茂った竹によって見通しが悪くなっているような雑然とした場所を指す言葉です。

一般的には人の手が入らず植物が育つに任せた結果雑然と生い茂ってしまったような場所を「藪」というので「竹藪」も山中で見られるような自然の状態で竹が生い茂っている場所を表します。

「竹林」と「竹藪」の違い

「竹林」「竹藪」の違いは「管理」です。

「林」は植樹や枝打ちなど人の手によって管理されている植物の密集地帯を指し、「藪」は人によって管理されていない自然にできた植物の密集地帯を指します。

利用するために人の手によって管理されている竹の密集地帯が「竹林」、自然に生えた竹によって作り上げられる雑然とした密集地帯が「竹藪」という違いで区別されます。

「竹林」の例文

・『裏庭に見事な竹林が広がっている』
・『竹林を見学する』

「竹藪」の例文

・『竹藪の中からイノシシが出てきた』
・『竹藪をかき分けて進む』

まとめ

「竹林」「竹藪」はどちらも竹の集まりですが人の手が入っているかどうかで区別されます。

明確な基準で区別される言葉なので憶えておきましょう。

違い
違い比較辞典