この記事では、「大木」と「巨木」の違いを分かりやすく説明していきます。
「大木」とは?
大きな木という意味です。
幹が太く、高さのある木のことをいいます。
どの程度の幹の太さで、どの程度の高さならば「大木」というのか、定義はありません。
一人の腕では包み込むことができないほどの幹の太さがあれば、十分に幹が太いといえるでしょう。
この言葉が指す木には、鹿児島県の蒲生の大楠、静岡県の阿豆佐和気神社の大クス、青森県の北金ヶ沢のイチョウなどがあります。
大楠と大クスは「クス」という通りクスノキです。
クスノキやイチョウは大きくなる傾向があります。
日本にある「大木」は、天然記念物に指定されているものが少なくありません。
ちなみに、鹿児島県の蒲生の大楠は幹周が24. 2m、幹高が30mです。
「巨木」とは?
大きな木という意味です。
幹が太く、高さのある木のことをいいます。
どの程度の幹の太さで、どの程度の高さならば「巨木」というのか、定義はありません。
幹周が10m以上、幹高が20m以上ある木が、このように呼ばれていることが少なくありません。
海外にある「巨木」には、アメリカのグラント将軍の木、シャーマン将軍の木、ワウォナ・ツリー、台湾の香林神木、ニュージーランドのテ・マツア・ナヘレなどがあります。
ちなみに、将軍の木の幹周32. 8m、幹高は81. 5mです。
あまりにも高くなってしまうと、強風で折れてしまうことがあります。
「大木」と「巨木」の違い
「大木」と「巨木」の違いを、分かりやすく解説します。
どちらの言葉も意味は同じで、大きな木という意味を持っています。
どの程度の大きさをいうのか、はっきりとした定義はありません。
どちらも幹が太く、地上からの高さのある木を指しています。
幹の太さによる違い、地上からの高さによる違いによって、言い方を変えているのではありません。
まとめ
2つの言葉の意味に違いはありません。