「幸あれ」と「幸運を祈る」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「幸あれ」と「幸運を祈る」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈違い

今まで、人生で関わってきた人たちはたくさんいるでしょう。

後から思えばそれがどんな人であったとしても「幸あれ」と思うことが自分にとっても良い結果になるでしょう。

それでは、この「幸あれ」とはどういう意味でしょうか。

また、「幸運を祈る」とは、どう違うのでしょうか。

この記事では、「幸あれ」「幸運を祈る」の違いを分かりやすく説明していきます。

「幸あれ」とは?

「幸あれ」とは、文字通り「幸せが共にありますように」との願いをする言葉です。

漢字を使えば「幸有れ」となりますが、この言葉は主に書き物や歌の歌詞などに使われるもので、実際の話し言葉で使うことはほとんどありません。

その理由は敬語が含まれていないからです。

これを無理やり敬語として成立させるためには「幸せが訪れることを心より祈念しております」のようになってしまいます。


「幸運を祈る」とは?

「幸運を祈る」とは、文字通り、相手が「幸運であることを祈る」という意味で使われる言葉です。


「幸あれ」と「幸運を祈る」の違い

「幸あれ」「幸運を祈る」の違いを、分かりやすく解説します。

この2つは、幸せが来るようにと願うという部分では同じですが、どこに違いがあるのでしょうか。

この2つの違いを最も簡単に説明するなら、「ハッピーを願う」のが「幸あれ」であり、「ラッキーを願う」のが「幸運を祈る」であるということになります。

これは「幸せ」「幸運」との違いからくるもので、「幸せ」は自分が生きていて良かったと思うことですが、「幸運」は、単に運が良かったということだからです。

「幸あれ」の例文

・『結婚式の場をお借りして「君に幸あれ」と言わせていただきます』
・『「幸あれ」という言葉を普段使うことは滅多にありません』

「幸運を祈る」の例文

・『ここにお集まりになった皆様の幸運を祈っております』
・『今回の試験の幸運を祈ります』

まとめ

この記事では、「幸あれ」「幸運を祈る」の違いを、解説してきました。

序文でも述べたように、これらの言葉は私たちの身近にあります。

この機会にこれらの正しい使い方を勉強しておきましょう。

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