この記事では、「低脂肪乳」と「低脂肪牛乳」の違いを分かりやすく説明していきます。
「低脂肪乳」とは?
低脂肪乳とは加工乳の一種で、生乳に水や脱脂粉乳などを混ぜて作ってあるものをいいます。
牛乳と呼ばれる飲み物には、牛乳や加工乳、乳飲料といった分類があります。
これは食品衛生法に基づく厚生労働省令によって定められており、牛乳と名乗ることができるのは牛から搾ったままの生乳のみで作られているものだけです。
加工乳は生乳に水や脱脂粉乳などの乳製品を加えて調整したのもので、乳脂肪分が少ないタイプが低脂肪乳になります。
加工乳には、乳脂肪分を加えて牛乳よりも濃厚にしたものもあります。
「低脂肪牛乳」とは?
低脂肪牛乳とは生乳のみから作られている牛乳の一種で、乳脂肪分を減らしてあるものをいいます。
低脂肪牛乳の乳脂肪分は、0. 5%以上で1. 5%以下と定められています。
また、無脂乳固形分は8%以上となります。
「低脂肪乳」と「低脂肪牛乳」の違い
低脂肪乳と低脂肪牛乳は、どちらも生乳から作られていて乳脂肪分を減らしたものです。
低脂肪乳と低脂肪牛乳の違いは原材料にあります。
生乳のみを原材料としているのが低脂肪牛乳で、生乳に脱脂粉乳など乳製品を加えているのが低脂肪乳になります。
生乳のみで作られていて牛乳と名前がつくものにはあ、牛乳・特別牛乳・成分調整牛乳・低脂肪牛乳・無脂肪牛乳があります。
成分の割合や調整の仕方によって分類されています。
生乳に乳製品を加えたものが加工乳で、脂肪分を高めている特濃や脂肪分を減らした低脂肪乳があります。
果汁等乳製品以外のものを生乳に加えている場合には、乳飲料と呼ばれます。
まとめ
低脂肪乳と低脂肪牛乳の違いは、原材料にあります。
生乳のみで作られており脂肪分を減らしているのが低脂肪牛乳です。
それに対して低脂肪乳は、生乳に乳製品を加えて作り乳脂肪分を減らしているものをいいます。
