この記事では、「オンブバッタ」と「ショウリョウバッタ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「オンブバッタ」とは?
オンブバッタは、負蝗虫と漢字でも表記可能な言葉です。
直翅目オンブバッタ科に属している昆虫で、交尾期に雌が雄を背負う所からこの名が付きました。
「オンブバッタ」の言葉の使い方
オンブバッタは、バッタ目オンブバッタ科の昆虫に対して用いる言葉となっています。
雄が2. 2センチ、雌が4. 2センチ程度と雌の方がかなり大きくなる上に、雌の上に雄が乗るという特徴を持つバッタに対して使用する言葉です。
「ショウリョウバッタ」とは?
ショウリョウバッタは、精霊蝗と漢字表記も出来る言葉となっています。
バッタ目バッタ科に属する昆虫で、8月の精霊祭の時期に姿を現し、精霊流しの精霊船に似ている事からこの名で呼ばれる様になったとも言われているのです。
「ショウリョウバッタ」の言葉の使い方
ショウリョウバッタは、草原に住んでいるバッタ科の昆虫に対して使われる言葉となっています。
雄は体長5センチ程度、雌は8センチ程度で、雄と雌の大きさがかなり違うのが特徴であると共に、飛ぶ時にキチキチと音を出すバッタに対して利用される言葉です。
「オンブバッタ」と「ショウリョウバッタ」の違い
オンブバッタとショウリョウバッタの文字表記を比較すると、オンブとショウリョウという文字の違いがある事を見付ける事が出来ます。
所がその後に続くのは同じ、バッタの文字であり、どちらも昆虫を意味する言葉です。
とはいえオンブバッタは、バッタ目オンブバッタ科に属する昆虫で、雌が雄を乗せるのが特徴的なバッタを示します。
一方のショウリョウバッタはバッタ目バッタ科に属する昆虫で、雌は国内に分布するバッタでは最大であり、雄の成虫は飛ぶ際にキチキチと鳴きながら飛行するバッタを表すのです。
まとめ
2つの言葉は共通する文字がある通り、バッタという昆虫を指し示す言葉同士となっています。
ただしオンブバッタは、バッタ目オンブバッタ科に分類される昆虫で、雌が雄を背負うのが特徴的なバッタに用いられる言葉です。
対するショウリョウバッタは、バッタ目バッタ科に属しており、雄は飛ぶ際にキチキチと鳴き、雌は日本で分布するバッタの中で最大と言える大きさの昆虫に対して使用される言葉となっています。