庶民の味方「焼き肉」と贅を尽くす「焼きしゃぶ」?
この記事では、「焼き肉」と「焼きしゃぶ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「焼き肉」とは?
広義的には肉を焼いた料理全般、またはいわゆる牛や豚の肉やホルモンを焼いて食べる料理を指します。
タレに関しては漬け込んでいる場合が一般的ですが、より素材の味を楽しむ事を目的とする高級店では最低限の味付けしかしていない事もあります。
「焼きしゃぶ」とは?
大阪梅田のステーキ専門店『一兆』が発祥店と言われます。
諸説あるもの基本的には大阪のステーキ、鉄板焼きの銘店の名物メニューとして知られ、そのまま生でも食べれる様なステーキ肉をあえて薄切りで焼き、ポン酢やごまダレで食べるのが「焼きしゃぶ」です。
「焼き肉」と「焼きしゃぶ」の違い
「焼き肉」と「焼きしゃぶ」の違いを、分かりやすく解説します。
焼き肉の肉を焼いて食べるのが「焼き肉」であり、しゃぶしゃぶ用やすき焼き用の薄くカットされた肉を敢えて火を通して、しゃぶしゃぶの用にポン酢やごまダレなどのつけダレにつけて味わうのが「焼きしゃぶ」になります。
また「焼き肉」にはホルモン、牛や豚の臓物を提供する店が多いですが「焼きしゃぶ」にはホルモンは存在しません。
「焼き肉」は安価な価格設定のものも多く、安い部位を美味しく食べる為の工夫がされている場合が多いと言えるでしょう。
タレに漬け込まれた味付け肉として提供される事も多いと言えます。
それに対して「焼きしゃぶ」は生でも食べれる様な鮮度のものをほとんど火を通さずに炙る程度で食べるのが前提だと言っていいでしょう。
高級ステーキ店発祥であり、一枚肉を焼いて食べるのが前提。
薄くても小間切れ肉を焼いて食べるのは「焼きしゃぶ」として扱われません。
まとめ
「焼き肉」は焼き肉用にカットされた精肉やホルモンを焼いて食べる事。
値段も提供店舗も庶民的な価格設定のところから高級店まで千差万別です。
基本的に「焼きしゃぶ」はステーキ店発祥で生でも食べれる様な鮮度の肉を敢えて薄切りにして、軽く炙った程度でつけダレで食べます。
高級店の提供する良質な肉の食べ方のバリエーションの1つの認識だと言っていいはずです。
また「焼きしゃぶ」はあくまでも薄切りの一枚肉を焼くコンセプトであり、薄切りでも小間切れ肉を焼くのは「焼き肉」になると言っていいでしょう。