この記事では、「寄宿舎」と「共同住宅」の違いを分かりやすく説明していきます。
「寄宿舎」とは?
「寄宿舎」は「きしゅくしゃ」と読みます。
意味は「同じ目的を持つ集団の人たちが、共同生活を送る住宅のこと、原則として玄関と水回りは共用で、各居室が分かれている構造の建築物」です。
「寄宿舎」の言葉の使い方
「寄宿舎」は学生の寮や部活などで使われる言葉です。
「寄宿」は「他家に身を寄せて世話になること」という意味、「舎」は「建物」「家屋」という意味、「寄宿舎」で「身を寄せて世話になる建物」になります。
基本的に、玄関はひとつで、キッチン・バス・トイレは共同、中で個人寝室に分かれている構造の住宅で、同じ企業や組織に所属している人達が利用します。
「共同住宅」とは?
「共同住宅」は「きょうどうじゅうたく」と読みます。
意味は「1つの棟に、2世帯以上が居住する構造の住宅」です。
「共同住宅」の言葉の使い方
「共同住宅」は生活用語として使われる言葉です。
「共同」は「複数の人や団体が、同じ条件・資格でかかわること」という意味、「住宅」は「人が住むための家」という意味、「共同住宅」で、「複数の世帯が、同じ条件で住むための家」になります。
基本的に、複数戸で構成され、世帯ごとに玄関があり、それぞれの住居にキッチン・バス・トイレなど水回りが設置されている構造の住宅で、全くつながりのない人たちが集まって利用します。
「寄宿舎」と「共同住宅」の違い
「寄宿舎」は「同じ目的を持つ集団の人たちが、共同生活を送る住宅、玄関と水回りは共用」です。
「共同住宅」は「1つの棟に、2世帯以上が居住する構造の住宅、玄関と水回りは別々」です。
「寄宿舎」の例文
「寄宿舎」の例文は以下の通りです。
・『スポーツ推薦で入学したので寄宿舎へ入る』
・『会社の寄宿舎は独身者のみ入居可能だ』
「共同住宅」の例文
「共同住宅」の例文は以下の通りです。
・『共同住宅はご近所付き合いが難しい』
・『共同住宅の管理組合に参加する』
まとめ
今回は「寄宿舎」と「共同住宅」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。