「ハイエナ」と「リカオン」の違いとは?分かりやすく解釈

「ハイエナ」と「リカオン」の違いとは?違い

この記事では、「ハイエナ」「リカオン」の違いを分かりやすく説明していきます。

「ハイエナ」とは?

「ハイエナ」とは、食肉目ハイエナ科に属する動物です。

現生のハイエナは次の4種に分類されます。

4種のうちの3種は肉食である「シマハイエナ」「ブチハイエナ」「カッショクハイエナ」であり、これらは「真性ハイエナ」と呼ばれています。

そして、残りのⅠ種は昆虫食である「アードウルフ」です。

「ハイエナ」は漢字では「鬣犬」と表記され、読んで字のごとくイヌに似た姿をしていますが、ジャコウネコ科の近縁種であり、ハイエナ科はネコ目ジャコウネコ科から進化した種と考えられています。

最も古い化石はアフリカ、及びヨーロッパ中新世前期のものであり、出現は比較的新しいとされています。

ほとんどのハイエナ科はアフリカ、及びユーラシア大陸に分布していますが、一部の種は北アメリカにまで分布を広げていたそうです。

「ハイエナ」の種には腐肉や死肉を漁るものもおり、このことから「ハイエナ」=「横取り」のイメージが定着しており、現にパチンコやスロットにおいて、他人が打った台で大当たりの可能性が高いものだけを打つ立ち回りのことは専門用語で「ハイエナ」と呼ばれています。

しかし、「ハイエナ」の中には、ほとんどのエサを自分たちで狩る種も存在しています。


「リカオン」とは?

「リカオン」とは、食肉目イヌ科リカオン属に属する動物です。

黒、黄色、白が不規則に配置された体毛が特徴的ですが、体毛が一色のみの個体変異も確認されています。

家畜や狩猟獣を襲うことから害獣として扱われていますが、一方で、射撃、毒、罠、交通事故、イヌからの伝染病などが原因でアフリカ大陸の北部や西部ではほとんど絶滅状態にあり、同大陸の中部から北東部でも減少傾向にあります。

そのため、現在、「リカオン」は絶滅危惧種としてレッドリストに登録されているのです。


「ハイエナ」と「リカオン」の違い

「ハイエナ」「リカオン」の違いを、分かりやすく解説します。

「ハイエナ」は食肉目ハイエナ科に属する動物であり、「リカオン」は食肉目イヌ科リカオン属に属する動物です。

まとめ

「ハイエナ」「リカオン」は別種の動物ということでした。

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