「ムクゲ」や「フヨウ」はよく似ていることから間違いやすい花として有名です。
この記事では、「ムクゲ」と「フヨウ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ムクゲ」とは?
「ムクゲ」とはアオイ科フヨウ属に分類される落葉樹であり、漢字では「木槿」と書きます。
「ムクゲ」は別名ハチスともよばれており、庭木など様々な場所で植栽されています。
「ムクゲ」は夏の茶花としても有名であり、6月の後半から綺麗なピンクや白色の花を咲かせるのが特徴です。
「ムクゲ」は元々中国が原産であり、中国語では「木槿(ムーチン)」と発音します。
「ムクゲ」は樹高が3から4mほどであり、観賞用として庭木や公園、街路樹などに植えられています。
この「ムクゲ」は大韓民国の国花であり国章としても使われていることで知られています。
「フヨウ」とは?
「フヨウ」もアオイ科フヨウ属に分類される落葉樹であり、漢字では「芙蓉」と書きます。
「芙蓉」という名称は蓮の美名として使われることが多く、「フヨウ」は分類上「木芙蓉」と書くことが可能です。
「フヨウ」は中国や台湾のアジア圏や、日本では沖縄や九州、四国に自生しています。
これ以外の地域では観賞用に栽培されており、7月ごろから10月まで綺麗な花を咲かせます。
「フヨウ」の花はピンクや白色の花を咲かせることから「ムクゲ」と間違えやすいことで有名です。
「フヨウ」の花はおしべが上に曲がっているのが特徴であり、「ムクゲ」はおしべが真っすぐ伸びている点が違います。
「ムクゲ」と「フヨウ」の違い
この2つはどちらもアオイ科フヨウ属に分類される落葉樹であり、夏ごろに綺麗な花を咲かせます。
「ムクゲ」は6月下旬ごろから花が咲きますが、「フヨウ」は7月から花が咲く性質を持っています。
この2つの区別はこれ以外にもおしべの形によって判断することが可能です。
まとめ
「ムクゲ」や「フヨウ」は夏に咲く花が綺麗なことから、庭木や公園、街路樹などで栽培されています。