「壮絶」と「凄絶」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「壮絶」と「凄絶」の違いとは?違い

この記事では、「壮絶」「凄絶」の違いを分かりやすく説明していきます。

「壮絶」とは?

「壮絶」には、きわめて勇ましく激しいといった意味があります。

「壮絶」「壮」には、意気が盛んで勇ましいこと、といった意味があります。

また、「絶」には、きわめて、このうえない、といった意味があり、これらの意味を持つ漢字が組み合わさることで、「壮絶」は、きわめて勇ましく激しいといった意味になります。


「凄絶」とは?

「凄絶」には、非常に凄まじいこと、といった意味があります。

「凄絶」「凄」には、凄まじいといった意味があります。

また、「絶」には、きわめて、このうえない、といった意味があり、これらの意味を持つ漢字が組み合わさることで、「凄絶」は、非常に凄まじいことを意味する言葉となります。


「壮絶」と「凄絶」の違い

「壮絶」「凄絶」には、大きな違いがあります。

「壮絶」には、きわめて勇ましく激しいといった意味があり、「壮絶」のポイントは勇ましさです。

一方、「凄絶」には、非常に凄まじいといった意味があり、「凄絶」のポイントは凄まじさです。

これにより、「壮絶」は勇ましい様子を意味することから、前向きでポジティブな意味となります。

一方、「凄絶」は、凄まじい。

つまり、恐ろしいといった意味があり、悲惨で暗い、ネガティブな意味を持つ言葉となります。

この違いから、例えば、「壮絶な人生」は、決して悪い人生ではなく、様々なことが起こり激動の人生だったということを意味することになります。

一方、「凄絶な人生」は、恐ろしい人生といった意味になります。

「壮絶」の例文

・『故郷のお祭りは、壮絶な戦いが見ものとなる祭りです』
・『彼は夢だった海外に行き、壮絶な人生を送りました』

「凄絶」の例文

・『学生時代の凄絶ないじめが忘れられない』
・『祖母から、凄絶な戦争体験の話を聞いた』

まとめ

一見、似たような意味を持つように思える2つの言葉ですが、ポジティブとネガティブといった違いのある言葉となります。

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