この記事では、「寿」と「御祝」の違いを分かりやすく説明していきます。
「寿」とは?
「寿」は「ことぶき」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「おめでたいことと喜ぶ言葉を述べること、その言葉」という意味です。
2つ目は「めでたくて喜ぶこと」という意味です。
3つ目は「長生きしておめでたいこと」という意味です。
「寿」の言葉の使い方
「寿」は名詞として「寿を述べる・述べた」「寿を祝う」「寿退社」などと使われます。
「寿」の語源は「ことほき」という言葉で、「言祝く(ことほく)」という動詞の連用形です。
「こと」は「言う」という意味、「ほく」は「祝福する」という意味、「ことほく」で「言葉により幸運を招き入れる」になり、現在では「ことほぎ」として使われています。
次第に「言葉で祝うこと」「おめでたいこと」「長寿」という意味で使われる様になり、「つえをつく老人」の象形を表す「寿」という漢字があてはめられました。
「御祝」とは?
「御祝」は「おいわい」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「おめでたいとて喜ぶこと」という意味です。
2つ目は「おめでたいと喜ぶ気持ちを示す言葉や金品」という意味です。
「御祝」の言葉の使い方
「御祝」は名詞として「御祝いする・した」「御祝いの言葉」「御祝い品」などと使われます。
「御」は言葉を上品・丁寧にする美化語、「祝」は「幸いをよろこぶ」「神に祈る」という意味、「御祝」で「幸運を喜ぶことや、その為の金品」になります。
「寿」と「御祝」の違い
「寿」は「言葉で祝うこと」「おめでたいこと」「長寿」です。
「御祝」は「幸運を喜ぶことや、その為の金品」です。
「寿」の例文
「寿」の例文は以下の通りです。
・『お饅頭に寿の文字が入っている』
・『彼女は今月で寿退社するそうだ』
「御祝」の例文
「御祝」の例文は以下の通りです。
・『昇進した先輩に御祝いの言葉を述べる』
・『友人の結婚を心から御祝いする』
まとめ
今回は「寿」と「御祝」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。