この記事では、「仕草」と「動作」の違いを分かりやすく説明していきます。
「仕草」とは?
「仕草」は「しぐさ」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「何かする時に自然にふと出る、ちょっとした癖や身のこなし」という意味です。
2つ目は「俳優が舞台上でする表情や身体全体での表現」という意味です。
「仕草」の言葉の使い方
「仕草」は名詞として「かわいい仕草」「何気ない仕草」などと使われます。
「仕草」は元々「仕種」と表記され、「仕」は動詞「する(為る)」の連用形「し」の当て字、「種」は「植物のたね」「元となるもの」という意味、「仕草」で「することの元となるもの」、転じて「ある瞬間ふと出る小さな身のこなし」になります。
「動作」とは?
「動作」は「どうさ」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「何かしようとする時に、身体を動かすこと」という意味です。
2つ目は「機械などの電源を入れて働かせること」になります。
「動作」の言葉の使い方
「動作」は名詞として「動作する・した」「動作が緩慢」「基本動作」などと使われます。
「動」は「位置や状態が移りかわる」「変化を引き起こす」という意味、「作」は「工夫して物をこしらえる」「なす・行う 「振る舞い」という意味、「動作」は「意識や目的があってする身のこなし」になります。
「仕草」と「動作」の違い
「仕草」は「ある瞬間ふと出る小さな身のこなし」です。
「動作」は「意識や目的があってする身のこなし」です。
「仕草」の例文
「仕草」の例文は以下の通りです。
・『彼のタバコを吸う仕草がカッコいい』
・『彼女が髪をかきあげる仕草がアンニュイで魅力的だ』
・『上司の仕草をモノマネする』
「動作」の例文
「動作」の例文は以下の通りです。
・『象は思ったより動作が早い』
・『ぎこちない動作で料理する』
・『パソコンを動作確認する』
まとめ
今回は「仕草」と「動作」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。