この記事では、「生気」と「正気」の違いを分かりやすく説明していきます。
「生気」とは?
この言葉には2つの意味があります。
ひとつは、いきいきとした感じです。
ある人がぼんやりとしています。
どこを見ているのかはっきりとはせず、いきいきとした感じがありません。
この状態を「生気がない」といいます。
公園で子どもたちがサッカーをしています。
どの子も一生懸命に駆け回り、いきいきとした様子があります。
この様子からは「生気」を感じられます。
もう一つの意味は、宇宙に存在するあらゆるものを育てる自然の力です。
植物は人間のように食べることをしませんが、太陽の光や水など自然の力をもらっています。
人間も自然の力を受けて生きています。
こういった、存在するものを育てる自然の力を意味します。
「正気」とは?
この言葉は「せいき」と「しょうき」、2つの読み方ができます。
「せいき」と読んだときの意味は、天地に存在する物事の根本をなす気です。
気は目で見ることができません。
しかし、生物を活かす働きを持っていると考えられています。
「しょうき」と読んだときの意味は正常な心です。
自分の行動をはっきりと認識できる状態をいいます。
普段と変わらない正常な心の働きのことです。
何かに自分は支配されている、コントロールされていると思うと、正常な心の働きを保つことは難しいでしょう。
そのように普段の正常な心を保てなくなってまうことを「正気を失う」といいます。
「生気」と「正気」の違い
「生気」と「正気」の違いを、分かりやすく解説します。
どちらの言葉にも「気」という漢字が使用されており、万物に存在する力という意味が似ています。
「生気」には、いきいきとした感じという意味もあります。
「正気」は「しょうき」と読むと、正常な心という意味になります。
まとめ
万物に存在する気という意味が似ていますが、それぞれ他の意味も持っており、その部分に違いがあります。