この記事では、「豆腐皮」と「豆腐干」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「豆腐皮」とは?
台湾や中国で料理に使われている「豆腐皮」【トウフーピー】は豆腐に圧力をかけて縮めて、それを薄く引いて伸ばした食材です。
水分は抜かないため食感は滑らかで癖がなく、食べやすいところが選ばれています。
湯葉のような形状であり、料理の仕方としては豚肉を巻いて食べたり、胡麻油で炒める調理方法が一般的です。
薄くスライスしたものは野菜と一緒に炒め物や前菜として調理して食べられています。
この食材のカロリーは100gで10. 8g、たんぱく質が20. 3g、糖質の量はかなり少ないのも魅力です。
「豆腐干」とは?
水分を抜くため豆腐を圧縮したものを「豆腐干」【とうふかん】といいます。
独特な噛み応えがあり、噛むほどに大豆の旨みと香りが強く感じられるのもいいところです。
原料が大豆なので、大豆レシチンが多く含まれていたり、リノール酸も摂れる食材です。
サポニンという抗酸化作用があるだけでなく、ビタミンも摂取できます。
また、カルシウムも摂れる「豆腐干」のカロリーは100gあたり糖質は1. 8gと低いところも魅力です。
煮物や和え物にしたり、麺のように細切りにした「豆腐干絲」【とうふがんす】はラーメンやナムル、お酢のサラダ、肉炒めにして食べられています。
「豆腐皮」と「豆腐干」の違い
「豆腐皮」と「豆腐干」の違いを、分かりやすく解説します。
糖類が少なく、カロリーの低さが魅力的な豆腐を使った中華食材ですが、「豆腐皮」はほどよく水分を残しつつ薄く伸ばした中華食材を指します。
食感は滑らかで舌触りが良く、味も日本人が食べやすい癖がありません。
揚げたり、煮るといった料理に使える食材です。
もう一方の「豆腐干」は圧縮して水分をしっかり抜いた豆を原料とした中華食材で、大豆の風味や独特な歯応えが楽しめます。
湯葉のような見た目ですが、角切りでお餅のような形状や、細い緬のような形でラーメンにもなるのが魅力です。
坦々緬に野菜をたっぷり入れた焼きそばやサラダ、ゴーヤチャンプルーにも合います。
まとめ
同じ豆腐を使った中華食材ですが、薄く伸ばしてあるものが「豆腐皮」で、水分をしっかり抜いてあるものが「豆腐干」と覚えておくといいでしょう。