この記事では、「テコンドー」と「テッキョン」の違いを分かりやすく説明していきます。
「テコンドー」とは?
「テコンドー」とは、朝鮮半島が発祥で、古武術の「テッキョン」と日本の松濤館流空手を統合し、1955年に大韓民国で誕生した格闘技のことを意味しています。
また、「テコンドー」は大韓民国(韓国)の国技にもなっています。
「テコンドー」には、「WTFテコンドー」と「ITFテコンドー」があります。
「WTFテコンドー」はスポーツテコンドーで、現在はオリンピック正式種目にもなっています。
また、「ITFテコンドー」は伝統派テコンドーになります。
「テコンドー」は「足のボクシング」とも言われており、蹴りなどの足技が特徴の格闘技です。
「テッキョン」とは?
「テッキョン」は朝鮮半島を代表する伝統武芸、民間遊戯です。
「テッキョン」は2011年にユネスコ無形文化遺産に登録されています。
また、韓国の重要無形文化財第76号に指定されています。
「テッキョン」はプムバルキ(???)という独自のステップを踏み、まるで踊るような動きで、蹴りや足払いの足技や、投げ技を繰り出していきます。
「テコンドー」と「テッキョン」の違い
「テコンドー」と「テッキョン」の違いを、分かりやすく解説します。
「テコンドー」は格闘技ですが、「テッキョン」は武芸、武術になります。
また、「テコンドー」は「テッキョン」と空手を基にした創作武道であるのに対し、「テッキョン」は歴史のある伝統文化、遊戯です。
そのため、「テコンドー」は「テッキョン」から生まれた格闘技になります。
「テコンドー」と「テッキョン」にはこれらのような違いが見られます。
まとめ
「テコンドー」は漢字で「?拳道(たいけんどう)」と表します。
また、「テコンドー」の英語表記は「Taekwondo」、「Taekwon-Do」になります。
今回は「テコンドー」と「テッキョン」の意味や違いなどについて述べてきました。
「テコンドー」と「テッキョン」、それぞれの言葉の意味や違いを知ることで、より適切に使えるようになるでしょう。