「品質が悪い」と「品質不良」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「品質が悪い」と「品質不良」の違いとは?違い

この記事では、「品質が悪い」「品質不良」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「品質が悪い」とは?

商品の質自体が悪いと感じるものを「品質が悪い」【ひんしつがわるい】といいます。

布の手触りがザラザラしていたり、吸水性が悪くて水をしっかり吸わずに使えないと表せる言葉です。

電化製品の電子レンジなら十分に中まで温まらない、洗濯機はしっかり服の汚れが取れないといった問題を指します。

また、毛糸はごわついて肌に痛みを感じたり、糸ならすぐ切れてしまうのは品質に問題があるからです。


「品質不良」とは?

新品の電化製品であっても音が出なかったり、異音がするものは「品質不良」【ひんしつふりょう】といいます。

丁寧に造らないために問題が起きる製品を作り出し、確かめもせず出荷したものを指すのです。

また、中国製品は作りが雑であるため使う前に部品が外れてしまった、蓋が開かないといった不良品が見つかります。

品質が悪いというよりも、完成品に不具合がある物に対して使う言葉です。


「品質が悪い」と「品質不良」の違い

「品質が悪い」「品質不良」の違いを、分かりやすく解説します。

布の質が悪くて着心地が悪かったり、電化製品であればしっかり冷やせないといった問題が起こる状態を「品質が悪い」といいます。

もう一方の「品質不良」は組み立て方やはめ方といった製品を製造する過程で起こる問題を抱えたものを指す言葉です。

「品質不良」は作業員が集中して作業しなかった、製造過程に問題があり、定められた規格を満たしていない物を指します。

「品質が悪い」の例文

・『品質が悪い下着は着ているだけで肌がかぶれてしまう』
・『粗悪な品質が悪いものを箱買いして酷く後悔した』

「品質不良」の例文

・『品質不良の部品は簡単に鍍金は剥がれてしまうので困る』
・『品質不良の車は走行性が悪く、足回りが故障しやすい』

まとめ

「品質」を使っている言葉ですが、「悪い」「不良」の違いにより何がどういった状態であるかが変わってきます。

どう使うか目を向けて、うまく状態を例えるといいでしょう。

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