この記事では、「末期」と「終期」の違いを分かりやすく説明していきます。
「末期」とは?
「末期」は「まっき」「まつご」の2つの読み方があり、それぞれの意味は以下の通りです。
「まっき」と読む場合「あるものごとが衰退して、他に手立てがなく滅びる直前の頃のこと」という意味です。
「まつご」と読む場合「人が亡くなる間際のこと」という意味です。
「末期」の言葉の使い方
「末期」は名詞として「末期を迎える・迎えた」「江戸末期」などと使われます。
「末」は「物の端の方」「ものごとの終わりの方」「最後」という意味、「期」は「区切られた一定の時間」「決められた時点・日時」「そうなることを予定する」という意味、「末期」で「ものごとが衰えて滅びる直前の一定時間」になります。
「終期」とは?
「終期」は「しゅうき」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「あるものごとのが消滅する直前の頃」という意味です。
2つ目は「法律用語で、ある法律行為の効力が消滅する期限が到来すること」という意味です。
「終期」の言葉の使い方
「終期」は名詞として「終期を定める・定めた」「終期に向かう」などと使われます。
「終」は「おわる」「果てる」「最後」という意味、「期」は「区切られた一定の時間」「決められた時点・日時」「そうなることを予定する」という意味、「終期」で「ものごとが存在しなくなる直前の一定時間」という意味です。
「末期」と「終期」の違い
「末期」は「ものごとが衰えて滅びる直前の一定時間」です。
「終期」は「ものごとが存在しなくなる直前の一定時間」です。
「末期」の例文
「末期」の例文は以下の通りです。
・『平安末期には武士が台頭してきた』
・『この会社はもう末期だ』
・『末期ガン患者の痛みをやらわげる』
「終期」の例文
「終期」の例文は以下の通りです。
・『連載マンガもいよいよ終期を迎える』
・『プロジェクトの終期に慰労会を開く』
・『契約の終期が近づく』
まとめ
今回は「末期」と「終期」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。