日本全国で、いつの時期でも何らかの催し物が開かれていますが、その名称として使われているのが「ワールドフェスタ」などのような「フェスタ」というものです。
それでは、この「フェスタ」とはどういう意味でしょうか。
また、「フェスティバル」とは、どう違うのでしょうか。
この記事では、「フェスタ」と「フェスティバル」の違いを分かりやすく説明していきます。
「フェスタ」とは?
「フェスタ」とは、元々はラテン語から来たもので、イタリア語の「festa」をカタカナ表記したものです。
意味としては催し物とか祝祭のことです。
日本では、「宇都宮フェスタ」などのように主に催し物のタイトルに付けられています。
「フェスティバル」とは?
「フェスティバル」とは、英語で催し物や祝祭を意味する「festival」をカタカナ表記したものです。
日本では、催し物の名前として「音楽フェスティバル」などのように使用されます。
「フェスタ」と「フェスティバル」の違い
「フェスタ」と「フェスティバル」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つの言葉は、催し物とかお祭りという意味で使われる言葉ですが、結論から言えば、元々は同じラテン語から来ていて、それぞれの国での意味としてもあまり変わらないので、実質的な違いは無いと言って良いでしょう。
では、「フェスト」も含めて、日本ではなぜこれらの複数の言い方があるのでしょうか。
それは一般的に基準があるわけでは無いので、それぞれの催し物などを主宰している団体の自由な選択です。
前述のように、「フェスタ」はフランス語系、「フェスト」はドイツ語系、「フェスティバル」はイギリス、アメリカ系なので、その催し物のタイプとしてこれらのどれかが起源であるとか、これらの国のイメージに近いということを基準にして選択している場合は多いでしょう。
まとめ
この記事では、「フェスタ」と「フェスティバル」の違いを、解説してきました。
この2つに関しては、厳密な違いは無いということを説明しましたが、外来語が日本で意味が変わるということはよくあるので、今後は意味が違ってくる可能性はあります。