この記事では、「叱責」と「モラハラ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「叱責」とは?
「叱責」は「しっせき」と読みます。
意味は、「他人の失敗を取り上げて、きびしくとがめること」です。
「叱責」の言葉の使い方
「叱責」は名詞とし「叱責する・した」「叱責される」などと使われます。
「叱」は「しか(る)」とも読み「責める」「とがめる」という意味、「責」は「せ(める)」とも読み「罪や手落ちをとがめる」という意味、「叱責」で同じ意味の言葉を重ねて「罪や手落ちなどを強くとがめる」という意味を強調しています。
「モラハラ」とは?
「モラハラ」とは、「社会生活や日常生活において、強い者が弱い者に対し言動で精神的に傷つける行為のこと」という意味です。
「モラハラ」の言葉の使い方
「モラハラ」は名詞として「モラハラする・した」「モラハラされる」「モラハラを受ける」などと使われます。
英語の「moral harassment」が日本語化した言葉ですが、和製英語で海外では通じません。
英語では「mental harassment(精神的嫌がらせ)」と言います。
基本的に、強い者が力関係を利用して、言葉や態度で弱い者を精神的に煩わせることに使われ、現在では社会問題にもなっています。
「叱責」と「モラハラ」の違い
「叱責」は「人の失敗を取り上げて、きびしくとがめること」です。
「モラハラ」は「強い者が力関係を利用して、言葉や態度で弱い者を精神的に煩わせること」です。
「叱責」の例文
「叱責」の例文は以下の通りです。
・『大失敗した部下を叱責する』
・『後輩を奮い立たせるためにあえて叱責する』
「モラハラ」の例文
「モラハラ」の例文は以下の通りです。
・『上司からのモラハラにより退職する』
・『家庭内で夫からモラハラを受ける』
まとめ
今回は「叱責」と「モラハラ」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。