この記事では、「バーム」と「クリーム」の違いを分かりやすく説明していきます。
「バーム」とは?
主に美容オイルで構成されている、水分をまったくあるいはほとんど含まない、オイルを固形状にした化粧品のことです。
ボディーバーム、クレンジングバーム、リップバームなどがあります。
使用目的によって呼び名が変わっていますが、オイルを固形状にした化粧品であることは変わりありません。
常温では固体ですが、手のひらで温めるなどすると柔らかくなります。
クレンジングバームの場合は、これを顔全体に広げて「バーム」の油分と化粧品とをなじませていきます。
油分が豊富なので洗った後に乾燥しにくいです。
唇には皮脂腺がなく、乾燥しやすい部位です。
「バーム」で油分を与えると、つやっとした唇に近づきます。
「クリーム」とは?
水分と油分を混ぜあわせて安定的な状態にした化粧品のことです。
フェイスクリーム、ボディクリーム、日焼け止めクリーム、ハンドクリームなどがあります。
顔や体に塗る保湿を目的とした「クリーム」は、水溶性のうるおい成分、油溶性のうるおい成分、水分の3つで構成されているのが基本です。
常温でも流動性のある状態なので肌に広げやすいです。
うるおい成分を含んでいるので、肌の乾燥を抑えてくれます。
油分を含まないタイプもあり、水溶性ポリマーなどで粘性を出しています。
「バーム」と「クリーム」の違い
「バーム」と「クリーム」の違いを、分かりやすく解説します。
どちらも化粧品として使用されています。
前者はオイルを固形状にしたもので、水分は全く含んでいないか、含んでいてもわずかです。
常温では固体であることが一般的です。
後者は水分と油分を混ぜ合わせています。
油分を含まないものや水分を含まないものもあります。
常温でも流動性のある状態が保たれています。
まとめ
どちらも化粧品として使われている点が似ています。
違いは水分の有無や常温での形状です。